今は準備中
歌い手であることを忘れてしまいそうなソプラノ歌手・川上真澄です。
オペラとコンサートの準備に忙しくしています。本業は制作さん?といった感じ。
依頼を受けて演奏するということもありますが、自分で企画を立てることの方が多いです。大変ですが、やってみたかったことにチャレンジ出来て面白くもあります。
で、今、大変です。
凄く大変です。
まだ公に出来ないのがもどかしい!
前回の『ラ・ボエーム』終了後から色々あったんですが、そんなこと、どんどん上書きされていきます。そんなことあったっけ?構ってられないというのが正直なところ。
今は歌い手としての能力より、全然別な能力が必要で、あちこちに行っては色んな人に(世間話も含めて)助言を頂いているのですが、皆さん親身になってアドバイスしてくださるのです。本当に有難い。
ある時は自分では到底、力の及ばないことで悩み、切羽詰まって一人、教会でお祈りをしました。マリア様とイエス様に必死に祈りましたよ。
こういう時のお祈りって、私の場合『話し言葉』なんです。主の祈りとかアヴェマリアのお祈りをした後に「ねぇ、何とかしてよ!」って話しかけてます。
そしたら次の日に、なんと、なんと、ミラクルが起こって、あっという間に問題解決。ビックリしました。詳しくは話せませんが、私には精霊の働きがあったようにしか思えない出来事でした。
オペラの準備と並行して、毎年開催している教会でのコンサートの準備も進めています。
今年はペルゴレージの『スタバト・マーテル』を演奏します。スタバトだけでは短いので、組み合わせでモーツァルトのクラリネット五重奏曲を用意してるんですけど、私もクラリネットと絡みたくて、モーツァルトの書きかけの曲を1曲やろうかと。クラリネットのオブリガート付きです。
それがこの曲、コロラトゥーラ用なのです。
あれれ???
私、コロラトゥーラではありません。自分が転がった方が速い!
数年前に試しに歌ってみたら、全然ダメで諦めていたんです。久々に引っ張り出して歌ったらそんなに辛くもないので、やってしまうことにしました。ですが、モーツァルトさんってば、オケはスケッチしか書いてないのですよ。どうしますかねぇ…
それでですね、このコンサートのチラシの絵、画家さんにお願いしました!快くお引き受けくださって感謝です。
それでもって弦楽の皆様は、とってもとっても実力のある方々が集まりました。詳しくはもう少し先で。
クラリネットは堀川 豊彦先生。久しぶりに演奏でご一緒できます。昨年はフォーレのレクイエムは指揮でしたものね。
スタバトを一緒に歌うメゾソプラノは、最近メキメキと実力を付けてきた下倉 結衣ちゃん。
もう今からワクワクしてます。
バラの手入れも忘れないようにしないと!
準備もまた楽しいですね。