行ってるし…
11月にパパ様(ローマ法王)が来日されます。
東京には来ないのかしらね?なんて話してましたが、長崎と広島にご訪問されるんですね。
先日、熊本の方に電話する用があり、この人も信者さんなのですが「教会ではツアーを組んで長崎に行くのよ」とウキウキしていました。
この時期は長崎は大変な騒ぎなんでしょうね。
かつて35年くらい前でしたか、ヨハネパウロ二世が来日された時、2月の寒い中、祖父母や父たちが佐世保から長崎まで行ったのを思い出しました。
私も行きたいと言ったんです。学校があるからダメだ…と。
行きたかったなぁ…
今回は東京にはいらっしゃらないみたいだし、せっかくの機会なのに…と、残念がっていたら、
「バチカンに行った時に出て来てくれたよね?」
そうでした!
あれは3年前の夏、フィレンツェに一月ほど滞在していて、せっかくだからとバチカンへ。たまたま日曜日だったんです。ちょうどバチカンに到着したところで、パパ様が窓のところにお出ましになって、お祈りを。
その後、聖堂に入って聖水版の前で。
デカいよ…天使…
何もかもが大きくて小人になった気分でした。
茶碗蒸しと歌
2週間くらい前ですけど、久しぶりに、それこそ15年振りくらいに茶碗蒸しを作りました。
うちには「茶碗蒸し」用のお椀もあるのに食器棚の肥やしになってました。
そんなに作ってないんじゃ、お子たちは生まれて初めての茶碗蒸し?
というわけではなく、息子も娘も茶碗蒸しが大好き。
私の作る茶碗蒸しが初めてでした。
好きなんだから頻繁に作ってあげれば良かったんですが、チョコマカと材料が必要なのが面倒で。
分量はいつもの如く適当。作り方も。
なのに失敗したことが無いので、この料理のコツが分かりません。料理本を見て作っているわけでもなく、母に教わった通り。
よく「スが入る」なんて言いますけど、出来上がりはいつも滑らか。(どういう状態がスが入ってるか分かってないだけだったりして笑)
失敗してみないと学習しないというか…なにが大事なのかイマイチ分からない。
この状態っていいんでしょうかね?
歌も、若い時にいっぱい失敗しておくのって大事だなぁ…と。失敗するだけでなく、その時にどうしてそうなったのか、どうしたらいいのか、そういったことを考えるように導いてくれたのは、今の師匠だけだなぁ…
でも、
今後も茶碗蒸しは失敗無しでいきましょう!
声を守る
声には種類があります。
大まかに分けると
この中からまた更に分けられます。
で、種類によってオペラの役、歌う曲が変わってきます。
なので、自分の声の種類とは違う役や違う曲を…と依頼があった時は、皆さん悩まれます。
悩むということは、歌えなくはない、ということだったりします。箸にも棒にもかからないのだったら悩みません。例えば、ソプラノなのにバリトンの役を歌え、とか。こういうのは論外なので悩みません。
歌えなくはないんだけど、悩ましいこともある。
それが原因で喉を壊しても嫌だし、自分の声に合ってないということは効果的なパフォーマンスが出来るか…という心配もある。
周りを見ていると皆さん上手にやりくりなさっている様子です。(この役をやる時は数ヶ月前から別の役は入れない、とか)
あまりにこれは歌いませんとやっていると、仕事が来なくなるという心配…よりも、歌い手の性として、仕事が来たら歌いたいんです。
で、歌っちゃう。
「自分の声は○○なので、こういった役はやりません」とハッキリお断りされた人もいます。
そしてご自分のレパートリーをお知らせくださいました。
偉いなぁと感心。
長く歌い続けるには、とても大事なことです。
でね、それはよく分かったんですが、
受けとる側としてはね、断られるだけでいいんですよ…
だって、一々、この人のレパートリーなんて気にしてられませんもの。たくさんのレパートリーをお知らせくださったって、覚えてられないし、そのリストを大事に持っててお願いしたい時に読み返すなんてこともしません。
で、何が残ったか。
面倒な人…という印象だけ。
今度何かお願いしようと思っても「前に送ったリストの通りです」なんて言われても面倒なので、たぶんもう声は掛けないでしょう。
声を守るのは大事。
でもそれは自分の問題。
上手くお伝えする方法も必要ですね。
糸引くまで
娘に料理のレシピを残しておきたくて、クックパッドに投稿しています。
最近は頻度が減りました。クックパッド用に撮影したり、分量を測ったりというのが忙しくて出来ないのです。いつも分量は適当です。
で、料理の本を開けば作り方が載ってるような料理は、料理本を見ればいいので私のクックパッドのページには載せてないのですけど、コツというものは、なかなか料理本には載ってないのですね。しかもそのコツ一つで美味しさが変わるので、これは何としても教えておきたいと思うのです。
が、わざわざクックパッドに載せるほどのものかぁ?と思ったり。
やはりこういうことは、近くで料理して、やり方を見せて、ということをしないとダメかなぁと思っています。
けど、作ってる時に近くに来ないですね…
しかたがないので、本人の目の前に作っているのを持って行って無理矢理見せています。
ハンバーグやメンチカツ、ロールキャベツ、餃子などの挽肉料理は、コネ加減を知らないと美味しく出来上がりません。
「糸引くまでよ!」ってやってみせてますけど、糸引こうが引くまいが、さほど違いは無いって思ってるんだろうなぁ…
全然違います。
レッスン 〜コロラトゥーラの難曲を。
先日、久々にレッスンに行ってきました。
今では年に何回か受ける程度。昨年までは丸5年もレッスンに行かず…というか行けず、昨年、久しぶりに再開。
学生の頃は、それこそレッスン漬けでした。
音大では担当の先生によるレッスンが週に一度。月に一度はホームレッスンにも通っていましたし、しかも学内でトップの成績をおさめると外国から招聘された先生のレッスンも週に一度受けることが出来て、ある時期はそれこそレッスン漬けになりました。なんと幸せだったことか。
授業は合唱、オラトリオ、オペラ実習…とにかく歌ってばっかり。しかもサークルはカンマーコール(合唱)。歌わない日は無かったんじゃないかしら。なんと楽しかったことか。
先日のレッスンでは、モーツァルトを。もしかしたら初めて褒められたかもしれない。ちょっと嬉しい。
やっている曲は未完に終わったK.580ですが、素敵な曲なのでちゃんと編曲されています。(愛の妙薬のアディーナも同時進行)この曲、コロラトゥーラの難曲です。
4月にミミを歌って、次はアディーナなので、その繋ぎとして軽めに歌う曲をやるのは私の喉のためにはいいと思います。我ながらいい流れを作ったと自画自賛!
それにしても、よくまあ転がる曲です。初めて手にした時は歌えず諦めましたが、7年ぶりにもう一度やってみたらコツさえ掴めば割と簡単でした。コロラトゥーラではないけど歌えるって嬉しい!
この曲は10月26日に弦楽器とクラリネットと一緒に演奏します。
先日、チラシが到着しました。
こちらの宣伝も頑張らなきゃ!!!
仕事を受ける時
私たちの仕事って、口約束が多いです。
依頼してくるところは、公的な機関とか、プロでやってるところの依頼とか、先生や先輩からの依頼とか、アマチュアとか、素人さんとか、とにかく色々。
立ち話みたいな感じで「来てね」と言われて「暇だったら行くね」と答えてチラシに名前を書かれそうになったり…。こちらは未遂で済みましたが、出演料の出ない依頼だったので「遊びのお誘い」と同じこととして受け、遊びの返事と同じように「都合が合えばね」と答えておりました。
ある時、日本の年末でお馴染みの、ある曲目での演奏依頼がありました。
アマチュアの楽器弾きの方からの依頼です。
けれども、その人が言ってるだけで、主催がどことか肝心のことが全く見えない。話があった時から“胡散臭い”感じではあったので警戒していました。
そうこうするうち「歌い手(各パート)集めてくれ」「謝礼金は○○円」「合唱指導もお願いしたい」「指揮は△△さんです」などと、具体的な事を言ってきたので、これは依頼かな?大丈夫みたいだな?と。
それでも、疑り深い私…
「では、その指揮者の方にご挨拶したいので、ご連絡先をお知らせ頂けますか?」とお願いしたら、
それは出来ない、というお返事。
ん?
どういうこと?
私が歌うって決まったんなら挨拶しとかないと…
そうしたら
「今度、その指揮者の演奏会があるので、ご挨拶に行きます」と。
「ならば私も行きます」とお答えして、数週間後、
「演奏している音源を出してください。オーディションします」
は?
後から分かったことですが、その人、暴走して一人で勝手に私に依頼してきてたんです。
しかも、各パート全員集めろと言ってきてたはずなのに、他の歌い手さんにも依頼しているということが判明。
それでは歌い手、余りますよ?
まさかアンダー?
オペラじゃないのに?
こちらは既に他の歌い手さんには依頼した後。
困りますよねぇ、こういうの。
私の信用問題にも関わります。
結局、音源は出さずに辞退しました。
お願いしていた歌い手さんたちは「出しますよ」と言ってくれてたんですが、あまりに失礼な話です。
主催がはっきりしない、主催がアマチュア、主催が素人さんの場合、大抵は指揮者がキャスティングを握っていると思います。
ソリストのレベルで演奏会のレベルが決まってしまうし、指揮者だって自分がやりやすい人と演奏した方が安心です。
なので指揮者にご挨拶をと申し出たんですが、それをさせなかったということは、自分も指揮者と会ったことがなかったからなのか、自分が好き勝手に依頼してるのがバレるのを恐れてのことなのか…
こういう時の依頼、最初から疑ってかかるのも失礼だし…
でも、考えてみたら依頼してきたその人、
私の歌を一度も聞いたことが無い
のです。
何度も何度もこちらの演奏会のご案内、入場無料のものも含めてお知らせしているのですが、未だに顔を見せたことがありません。
聞いたことないのに「演奏」と「合唱指導」までお願いしてくる…って。こちらがとんでもない演奏レベルだったら、どうしたんでしょうか。やはり疑ってかかる案件でしたね。
それでも聞かずに依頼ということは多々あるものです。そこは「文書でください」と言うべきだったか…
前に私たち夫婦が依頼した公演に
「文書で依頼してください」と言った人がおりました。
確かに、素人さん相手なら上記のようなこともありますから必要なんでしょうけど、
その人よりもキャリアの上の方々も受けてくださっている公演で、しかも初めてではなく3度目の出演依頼。それまでの公演では謝礼金もちゃんとお支払いしているし、なのに今さら文書?という思いがあって文書で依頼するのを忘れておりました。
で、キャスト発表したら「文書で依頼されてないのにキャスト発表されて困惑している」と連絡が来たので、それならばご縁が無かったということで、お引き取り頂いたことがありました。
初めてではなく、継続している公演での出来事。正直、信用されてなかったのかと逆にビックリ。
どちらのためにも、文書で依頼するのは必要なのかもなぁと思いつつ、メールや電話で依頼→(必要があれば)打ち合わせ→発表
という流れになってるので、このまま行くのかなぁ…