ソプラノ歌手の練習
4月に『ラ・ボエーム』を上演します。
今はこの『ラ・ボエーム』の楽譜にかじりつきです。
アクート(ある高さを超えた高い音)は、さほど出てきません。アクート直前の音に難儀してます。アクートを超えると楽なんですが…。チェンジをどう処理するか。やはりキツイのは3幕。
このBの音と
こちらのBの音。
高さは同じなのに、後の方が楽です。
Bを出す直前の音形と、言葉、そして意識が関係してるのだろうと思います。
後の方は声の通り道が出来ていたので、そこを通るように苦手な方も訓練です。
FとBの音を発声練習しても何の問題もありません。ちゃんと通り道が出来てるのです。なのに苦手な方は時々道を外します。歩いていて、いきなり溝に落っこちて、それでも無理矢理歩いているような感じです。
しばらくFB FB FB…(ファ♭シ ファ♭シ ファ♭シ)の音を練習です。
歌い手は器楽奏者のように、一つのところを何百回もの練習は出来ません。数回やって通り道を見つけたところで一旦やめます。いいイメージを見つけたら、それを忘れないようにします。これは正しい通り道を知っていなければ一人では出来ないと思います。打率を上げる感じ。もともと通り道が見つけられてない人は良い先生につくことが肝心です。
(問題の箇所、次の日に呆気なく解決!)
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