写真の行方
商業施設など、どなたでもいらっしゃれるところで歌うと知らない方から写真を撮られます。
これは終わってからハープ奏者にお願いして撮らせて貰いました。ハープには触れてません。楽器の方は自分の命以上に楽器を大切にされてますから、おいそれとは触れません。
無料のコンサートでもレストランでは見掛けませんが、商業施設ですと気安い(来易い!)のでしょうか、知らない方がバシャバシャ撮ってくださいます。立派なカメラをお持ちの方がやってきます。どこかの記者さんというわけでもないようです。私たちの間では『演奏家版撮り鉄』と呼んでいます。私たちは電車です。あー電車になった気分。
コンサート会場では絶対に無い光景で面白いものです。その写真、どうするんだろうなぁ…
演奏中のいい写真を撮って頂けたら嬉しいです。これはまだマシな方。息をおでこ辺りから通して遠くに飛ばそうとしてる瞬間のように思います。
歌っている時って、なかなか素敵な顔にはならんのですよ。
歌う時は横隔膜を下げて、お腹で支え肺の底から息を流します。喉は開き空気の正しい通り道を作ってあげます。アクートと呼ばれる音に到達する時は声帯を引っ張るため色んな筋肉を使います。それは顔の筋肉も関係したりします。
なのでね、普段のスマイルにはならんのですよ。息を通すために必要以上に二段顎になったりしてね、そりゃあもう、その瞬間を切り取ったら酷い顔!ということもあるわけです。
で、その写真、魔除けにでもするのかなぁ?