ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

楽屋を後にする

ソプラノ歌手・川上真澄です。

 

先日の楽屋見舞いの話でお察しのように、公演が終わって楽屋を後にするのは、とんでもなくバタバタします。

 

まず、

*荷物は全部持ち帰らなければならない。

当たり前ですけど!

*綺麗にしてお返しする。

立つ鳥跡を濁さずです。

*自分の身支度もしなければならない。

衣装のまま帰るわけにはいきません…

(ドーラン塗りたくった顔で電車で帰宅して「この人きっと○カマよ!」とヒソヒソ話されたという女性もいたとか…)

 

なんだこれだけのこと当たり前じゃん!

と思ってしまいますがね、

決まった時間までに出ていかなければならない!この時間制限があるから大変なんです。

時間オーバーしたら延滞料金発生します。

公演によっては退室まで1時間無い!ということもあります。そうなるともう戦争です。

 

最近では公演後にロビーでお客様をお見送り。これが主流になってますね。

えぇ、もう、お見送りした後は凄い形相で着替えて片付けて荷物まとめて楽屋を後にしていますよ。

いつもそんな感じなんですが、9月の終わりに教会で開催したコンサートでは、ドレスも靴もメイク道具も楽譜も、金目の物以外は全て教会に置いて帰りました!!!

ホールでは無いので引き上げるのはもっとゆっくりでいいんですが、公演が終わったのは打ち上げ開始45分前!!(なんでそんな設定になった…)

私は教会に所属している責任上、とっとと後にするわけにはいかないので早く準備が出来た人から打ち上げ会場に行って貰い、5分程度遅れて打ち上げに。

30分程度で片付けが終わったのは共演者の機転の利いた動きと、教会の皆さんの協力のお陰。

それに加えて荷物のほとんどを置いて帰れたので何と助かったことか。

 

公演開始10分前に母が葡萄を持ってきましたが、引き取らなくて良かったと思ったのは言うまでもありません。

 

次の日は日曜のミサがあったので、ミサに出た後、荷物を全部引き上げました。

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