ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

コンサート準備

今月21日に依頼を受けて歌います。

普段は自分で企画を立てて、出演者の依頼をして、制作の仕事、プロデューサー的なこともやっています。

そんな中、依頼を受けて歌うのはここ数年増えてきています。自分が企画を立てるのも楽しいですが、依頼を受けての演奏もいいものです。どちらも一長一短あります。

 

今回は学生さんからのご依頼です。

お話を頂いて『出演依頼書』なるお手紙を頂いた時は、ちゃんとしてるなぁと感心。

企画を立ててコンサートやオペラ運営してるのに、依頼書なんて一度もお渡ししたことないんです!!(みなさん、ありがとう!!)

 

コンサートやオペラを上演する時の制作の仕事は大学では教わりません。私の母校では『運営学科』なるものがあるので、こちらの学科では専門的に勉強しているようです。が、声楽科やピアノ科、その他楽器の科ではどうでしょう…

実際は、サークル活動で実地勉強していく感じです。サークル活動は、やりたい人がやるものですから所属しなければ経験しないまま卒業です。

 

さて、

コンサート運営において集客につながる大切なものは、何と言ってもチラシ。告知しなければコンサート情報をお客さんは知りようが無いですからね。

そしてこのチラシ、いつ世に送り出すか。

早ければいいというものでもないようです。

忘れちゃうんですよ。あ、まだ先ねって記憶のどこかに行っちゃう。

では、近ければいいか?

まさかまさか。

そうすると「もう用事が入ってます」って来てくれません。皆さん忙しいんです。

今回、チラシが上がってきたのが約5週間前。

何度もせっつきました。うるさい先輩でごめんよ。でもね、あんまり遅いとチケット売れないのですよ。

チラシは遅くとも3、4ヶ月前には手元に欲しいです。そのくらいから宣伝開始。

そして公演1ヶ月前から急にチケットが出て行きます。大体こんな流れなんですけど、稲城市民オペラでは公演1ヶ月前にチケットは完売しています。

ですが、今回は1ヶ月前にチラシがやっと上がってるんですから、満足な宣伝は出来てません。大きな会場なのに客席はガランガランになってしまうのでしょうか。

 

そしてチケット。

手元にないと売れないのですよ。

それでも予約してくださる方がいるので助かるんですが、大抵は「無いの?そう、じゃあいいわ…」で終わりです。

なので、本番を抱えている時はチラシとチケットを持ち歩いております。基本です。たまに油断しますが。そういう時に限って「チケット頂戴」と言われるものです。

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後輩たちが頑張っています。

よろしかったら、ぜひいらしてください。