ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

良いことを伝染させる

教会の暦では、この前の日曜日からいよいよ待降節に入りました。クリスマスを迎える準備期間です。

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祭壇には4本のローソク。ミサで一週ごとに1本ずつ着火して、最後の週には4本全部に火が灯されます。今週は1本のみ。

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馬小屋も飾られました。イエス様はまだです。

 

さて、

先日の稲城市民オペラの合唱稽古でのことです。

私は色々と用があって稽古場を出たり入ったりしていたんですが、用を済ませて稽古場に入ると、それまで大人しく歌っていた子どもたちが急に大きな声で元気よく歌っていたのです。

何が起きたのかとビックリ。その声に引っ張られて、大人たちも良い声が出ていました。

 

帰宅して児童合唱に参加してる娘に何があったのか尋ねると、

「クレッシェンドだと指導された箇所があって、それをやっていたら他の子も反応してクレッシェンドをし始めて、次から次に皆んなが真似をしていって、気が付いたら大きな声が出ていた」

 

なんて素晴らしいんでしょう!

「行動で示す」

娘は「ここはクレッシェンドだよ」と、周りの子どもたちに言って従わせたわけではないのです。行動で示して良いことを伝染させただけ。

大人はとかく、自分のことを棚に上げて他の人の批判をしがちです。まずは自分が手本を示すことですね。

 

子どもに教えられた出来事でした。