ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

1day shop

お友だちがやっている、手芸の1day shopに行ってきました。

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ご近所さん仲間が集まって25回も続いているお店です。凄いなぁ。

 

私も手芸は好きなんです。

が、お友だちのクオリティの高さを見て公言は憚られるようになりました!

 

毎度毎度、鍋つかみを購入。柄が気に入ったんですが、これはお友だちが作ったもの。きっと私が気に入るだろうと予測していたらしいですよ。

今回は楽譜が入る大きさのバッグも。いつでも楽譜が広げられるよう、どこにでも持って回りますから、この大きさというのは重要です。

 

作品を見ていると、どれも『丁寧』に作られています。

私も作りますが、ここまで丁寧にはできません。途中で飽きてしまうというか。どこかに『ほころび』が出来るんですね。

でも、彼女たちの作品は違う。きっと私が『丁寧』と感じている工程は、彼女たちにとっては『当たり前』のことなんだろうと思います。

 

いつだったか素人さんに「楽譜通りに歌うんだね」と言われたことがありました。でも、私たちからすると、それは『当たり前』のことなんです。楽譜にはたくさんの情報があります。本当の意味で楽譜通りに歌うのは至難の技なんですよ。

 

どんなことでも『当たり前』を『当たり前』に出来ること。これが一番難しいのですね。

 

そして説明書通りに作ったとしても、このようにはいかない。

同じように、楽譜通りに演奏したとしても何かが足りない。

 

作り手、演じ手の心

 

作品に乗せられるかどうかなんだと思います。