ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

受け止めてよ!

ただ何となく歌ってる…んですよ、皆さん。

言っちゃあ悪いけど、そうなんですよ。

 

クリスマスのミサは、聖歌隊に混じってソロ部分を歌わせて貰ってます。もう何年目だろうね。

で、私が数小節歌って合唱が引き継ぐところがあるんですけど、歌っててなんか虚しいんです。淋しいんです。つまらないんです。

 

ほらぁ、これを引き継いで!ってバトンタッチするように歌ってるのに、受け止めてくれない。

しかも私が同じ言葉を2回繰り返して更に合唱がそれを引き継いで3回目を歌うという箇所。どうしてノーリアクションで歌えるのだろう…

で、とうとう言っちゃいました。私、淋しいよって。

 

皆さんハッと気付かれた様子。それでやったら凄く生きた歌になりました。そうやって歌うとお腹の中が燃えたような感覚があるんです。

ボーっと歌っちゃいけませんね。

 

ボーっと歌っているわけではないけれど、4月に歌った「ミミ」は忘却の彼方です。私ホントに歌ったんだよね?

ミミからすぐに、愛妙のアディーナにシフトチェンジしたせいもあるのかもしれないけど、それにしても忘れるの早いです。

 

今度も相手役はモッチー。(チラシの二人は私たち)

ロザリンデの旦那役アイゼンシュタインから、ミカエラとホセ、ミミとロドルフォ、そしてアディーナとネモリーノ。

どれがしっくり来たかって、ロザリンデとアイゼンです。知り合って長いからね!ちゃんと受け止められるように頑張ります。

f:id:sop-masumi:20191219004015j:image