ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

歌手になりたい

よく聞かれます。

「いつから歌い手になろうと思ったの?」

 

「歌手になりたい」というのは6歳くらいから思ってました。2歳の頃は演歌の『心残り』を2番まで覚えて歌っていたそうです(全く覚えてません)

とにかく歌うことが大好き。音楽が好き。子どもの頃はピアノを習いたいと何度もお願いしたけれど、それは当時は叶いませんでした。

今の私は子どもの頃からの夢が叶ったことになります。

 

「歌手」といっても、色々なジャンルがありますよね。オペラ歌手に、と思ったのはそれこそ大学に入ってからです。とにかく何でもいいから「歌っていられる」仕事がしたいと思ってました。

 

小学校2年か3年生かのある日、母に聞かれて歌手になりたいと答えたら「普段、全然歌わないのに?」と言われました。確かにそうだったんです。

それから中学2年生のある時、部活の先輩と音楽の先生に何になりたい?と聞かれて「歌手になりたい」と答えたら、音楽の先生からは

「顔がねぇ…」と言われました。

 

アイドル歌手になりたいと言ったわけではないのですが、あからさまに「顔が不味い」と言われたのは、これが最初で最後です。