ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

オペラの稽古に入ると

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2ヶ月後に公演がせまっています。

稽古に入ると、あれ、あそこが上手く歌えなかった、音があやふやだったなどということが分かり、慌ててピアニストの友人に助けを求めます。

そうすると、それまで見えてなかったものが見えてきたりして面白いものです。

 

オペラは音楽とドラマが一緒になったものです。優れた作品は特にそれを強く感じます。

 

2幕のある部分で相手役のロドルフォのセリフに答える形でミミが歌うのですが、ロドルフォが歌っている時にオケが奏でているメロディでミミは答えるのですね。ロドルフォが歌っているメロディではなく、オケのメロディで、なんです。

大抵の人は(私も含めて)ロドルフォのメロディを耳で追っているのですが、オケのメロディも何となく聞こえているので、ミミが言っている内容はロドルフォの気持ちに沿っているんだ、ということが感覚的に分かります。音楽で心情説明してるんですね。

 

立ち稽古に入るともっと発見が増えていきます。

 

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ピアニストとの練習が終わったあとは、お蕎麦で有名な界隈へ。

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蕎麦湯で作った羊羹だそうです。

美味しかった!

 

ところで、

稽古の前の日に確認お知らせメールが欲しいとソリストさんから要望がありました。

それは3日前とかではダメなんですって!

前の日っていうのでないと効果は無いんですって!

稽古日程表はお渡ししてるんですけどね…(そこには稽古日も時間も場所も記してある)

 

 

いいですよ。送りますよ…

なんか、お母さんになった気分。

 

 

反抗期だけはやめてね。笑