ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

思春期、反抗期…

ソプラノ歌手・川上真澄です。

 

思春期・反抗期入口の娘(12歳)と、思春期・反抗期そろそろ終わらない?と思う息子(16歳)がいます。

 

息子の方が激しくって。

中1の冬には足が飛んで来ましたし…

普段は穏やかで優しいお兄ちゃんです。が、何が気に入らないのか、なんだかイライラしていてそういう言い方しなくてもいいんじゃない?と思うような言い方をしてきたり。

普段から「クソババァ」なんてことは言わないし、口をきかないなんてことも無いので、うちは穏やかな方なんでしょうけど…

あまりの言い方にこちらは凹んでしまうんですが、ほとぼりが冷めたら人懐っこく話し掛けてきたり。

 

先日ご一緒したバリトンの方に「男の子の反抗期って、いつまで続くの?」と聞いたら

「ずっとです」って!!まだまだかーい😭

 

つくづく思うのは、私には実の子じゃないと育てられないよなぁ…ということ。

 

イタリア留学中に語学学校の先生が血の繋がらない兄弟の話をしてくれまして。

あちらでは実の子がいても養子を育てるのはごく普通にあることみたいなんです。

もちろん、日本でも身寄りのない子を引き取って育ててらっしゃる方もいると思います。実の子の反抗期の相手するだけでも大変なのに、実の子どもでなかったら、もっと腹わた煮えくり返ってるだろうなと…。素晴らしい慈善事業ですよね。頭が下がります。

 

はぁ…あの可愛かった日々が懐かしい。

 

先日の娘の堅信式では息子は侍者の担当でした。式典のミサで司教様によるものなので、いつもとは違う動き(*)が入ってくることもあり、小さな子には割り振らないことが多いです。(*お香を焚いたりします。前の方に座っているといい香りと煙たさで咳が出そうになります)

侍者をやることは何ヶ月も前から分かっていたことなのに2、3日前から行きたくない、やりたくないを連発。当日の朝は「やりたくない!」と叫んで、いつまで反抗期が続くんだと…

行けば行ったでちゃんとやるので、終わってみると周りの大人たちに褒められてこちらは安堵するんですが、連れて行くまでが大変。

きっとどこのカトリック教会でも、侍者の係が回ってきた子どものうちではこのような光景が繰り広げられているのだろうと思います。

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この侍者姿を見るのは最後かもしれません。一緒に担当した大学四年生のお兄さんがしっかりしていて助かりました。