鉄鍋の悲劇
夜に稽古があっても、夕飯は必ず作ります。自分たちが帰宅して食べるのはもちろん、子どもたちがいますから。
で、
『カシューナッツ炒め』を作ろうとスーパーに材料を買いに行ったんですね。
カシューナッツを買うのを忘れて帰宅。
何しにスーパーに行ったんでしょうね?
他の材料は揃ってるのに、タイトルロールのカシューナッツを忘れるなんて。
稽古時間は迫ってるし、またわざわざスーパーに買いに行く時間はありません。
そしたら『ミックスナッツ(無塩)』が引き出しの中に。
ちょうどいいじゃん、これでいいじゃん!って、よく見たら賞味期限は2日後。
ギリギリじゃん、これしかないじゃん!って、それを使ったんですね。
いつものように美味しそうに出来上がりましたよ。
いつものように鉄のフライパンで作ったんです。
娘に温めて食べてねと言い残して稽古へ。
帰宅して鍋を見てビックリ。
なんですか、この真っ黒いものは!!!
ちゃんと火加減見なかったの?と娘にお小言。
これですよ。
炭でも溶かして混ぜた?という代物。
味に問題は無かったよと、息子。
食べてみると、いつもの味です。
ここまで黒かったらコゲ味がして、とてもとても食べられるような物じゃなかったと思います。
で、調べたら、
鉄鍋はタンニンが含まれるものを調理すると、化学反応を起こして食材を黒くするんですって。
タンニンといったら緑茶とか赤ワインくらいしか浮かびませんが…
いつもこの鉄鍋で作ってるんですがねぇ。
そしたら
『くるみ』にタンニンが含まれるんですって。
ミックスナッツに『くるみ』入ってました!!
犯人はお前かっ!
散々お小言を言われた娘は気の毒でした。