ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

歌唱マスク

研究に研究を重ねています。

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歌う時には、このような普通のマスクでは歌いづらいのです。

 

そこで、

まずは第一弾。

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どこぞの国の人のような感じです。

これは耳に掛けない、口や鼻からは離れていてファンデーションや口紅が付くこともなく快適。けっこうスカスカに空いてるから当然苦しくもない。

マスクとしては失格なんですね…。とりあえず自分の飛沫は飛ばさないというだけのもの。(エアロゾルは発生しまくり)

特殊な構造でコンパクトにならず持ち運びが面倒。

視界も悪い。鼻から下を覆ってるので、下が全く見えない。楽譜が見えない。

ということで、視界を良くしようと

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布の真ん中部分を透明なので作ってみたんですが、これだけ隙間があっても暑い。楽譜は見えたけど、歪んでよく分からない!!

 

そこで、ガラッと方向転換して

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箱型マスクを改良。

口元は空間があり、苦しくもなく透明ビニールシートより暑くならない。

鼻の上側はノーズワイヤーを入れてあるのでマスクとしての機能もOK。

もう視界は諦めました。下側を覆ったら見えないのは当たり前。

 

で、口元に空間はあったんですがね、歌うために息を吸うと布が口に張り付いて苦しいのなんのって。なにこの吸引力。私はダイソン?

 

で、透明ビニールシートだったら布みたいにパカパカ動いて口に張り付くこともないと思って、改良してみました。

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透明だったら下側も見えるかもしれないじゃない?

(諦めたわけじゃなかった!)

でも、鼻部分を押さえるには布でないと痛いよね?ということでマスクの上側は布でノーズワイヤー入り。これでマスクとしての機能もOK。

って、やっぱり、目の下に布が来るってことは視界は悪くなるのよ。楽譜は見えず。

でも透明だから口が見えて歌ってる様子が分かっていいかなぁ…と。

下側はクールタオルを縫い付けて、首回りはさほど暑くならず。

口元には充分な空間があるし、ダイソン並みに息を吸っても口に張り付かないし、もしかしたら完成かも❤️

って思ったんですがね、

 

水滴が…

マスクに水滴が。

とっても湿潤なお口周りの環境。お肌に良さそう。

 

見てる側は不快ですよね。

上の画像も曇ってますけど、これ以上に凄いことになりました。

 

で、一番歌いやすい形のマスクを団員さんが作って付けてるんで、もう諦めてそれにするかなぁ…(その画像は無い)

 

もうちょっと頑張ってみます。