ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

分岐額は3000円

先日、お店で商品を見ていたら倒れてしまいました。商品が、じゃなくて、私が。

 

一気に血圧が下がったか、貧血か…

高校生の時にも大学四年生の時にも同じようなことがあったので、さほど驚きませんが床にぶち当たって痛かったです。(打ちどころ悪かったら大変でした)

すぐに立ち上がりましたが左足を捻っており、次の日に痛みが…

 

 

さて。

来年の公演に向けて、あちこちから後援名義を頂いています。

ところが、あるところから許可が降りませんでした。

 

理由は

「チケット料金」

 

最低ランクを3000円に設定しています。

 

稲城市民オペラでは市内での公演はいつも3000円です。400弱の客席を満席にして、赤字にもならず、凄い黒字にもならず、トントンといった感じで運営しています。

 

が、

来年は大きなホールでオーケストラとの演奏。

 

この最低ランク3000円のチケット料金設定が「高い」として許可が降りませんでした。

 

もっとも『3000円でオペラが高い』という判断ではなく、後援名義を出す基準がチケット料金は3000円以下、という設定なんだそう。

初めて申請を出す団体には窓口で説明をしているそうで、説明を受けることなく提出してしまったので、そこはこちらのリサーチ不足。

ただ、他(の同じカテゴリーのところ)では全くそういうことは聞かないので、ここが特殊なんだと思います。

 

実際、大きなホールでオーケストラとのオペラ上演で、チケット料金が3000円を下回ると運営が厳しくなります。チケットを完全に全部売り切れるのなら可能性はあるかもしれません。が、2日で合わせて2200枚ものチケット…。

(余談ですが、最低額が3000円ならだいぶ儲かるんでしょ?と、ある方に言われました。この人、何にも知らないんだろな)

 

いつもはピアノと楽器数本のアンサンブルで料金は3000円。

これ以下に設定した時、地元の公演に戻ったら

「オケでもっと安かったのに?」なんて言われかねないですよね。

 

ネックになったチケット料金ですが、そこでは「誰でも購入できる額」の公演に後援名義を出しているそうです。そして、その分岐額は3000円なんだとか。

 

誰が設定したの、その額?

 

3000円だって、皆が出せる額ではないでしょうに。

だったら、無料の公演にのみ名義を出すとかしないと、3000円のチケットが買えないという人に失礼じゃないかと思ってしまいます。

 

そちらの後援が頂けなかったからといって何ら影響は無いし、困るわけでもないですし、後援名義を許可できる条件の理由も理解しましたが、どうにも腑に落ちない設定だなぁと思った次第。

 

よくよく聞くと、そちらでは『オペラ公演』に後援名義を出したことは無いそうです。

そりゃそうよね。