ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

夏は夜。闇もなお蛍の多く飛びちがひたる。

稲城市民オペラの皆と蛍を見に行ってきました。

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画像はOさんから頂きました。

 

自宅から蛍の飛び交うところは2箇所あります。

一つは車の行き交う中、暗い方に目を向けると見えるところの。

そしてもう一つは、川のせせらぎを聞きながら見る風情あるもの。今回はここに。

時期が早いので乱舞してるというほどでもありませんでしたが、それでも舞う姿は幽玄で、現実世界からすっかり離れたところに連れて行って貰いました。

 

夏は夜。月のころはさらなり。

闇もなお蛍の多く飛びちがひたる。

 

稲城市民オペラでは市内の自然がいっぱいのところを散策して動画にし、発信しています。

枕草子のこの文章を思い出していたら、私たちのこの活動は『をかし』を伝えるものだなぁ…と。

 

『あはれ』は、音楽での方が伝えやすいかも。

(そうではない作品もあるけど)

『をかし』を歌で伝えるのは案外難しいのかもなぁ…