ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

麻酔無しで歯の治療をしたい

続き。

 

「もしかして、子どもの頃から虫歯に罹らずきましたか?」とお医者様。

 

そうなんです!

毎年、毎年、学校の歯科検診の後は『虫歯が無かった人』で褒められてました。

 

永久歯になる前に虫歯で歯医者さんに通っていたのは小学校低学年。永久歯になってからは、ずっと虫歯無しで生きてきました。

 

永久歯に虫歯こさえて歯医者に行ったのは26歳。

 

治療のため処置室に入ったら

「座ってください」とお医者様。

 

私の歯医者の記憶は6歳止まり。

今からすると40年くらい前!

20年前に20年ぶりに行った歯医者は、まるで宇宙船みたい。座ってくださいと言われても椅子に見えるものはありません。

 

見渡すと目の前に丸椅子があったので、そこに座ったらそれはお医者さんの座る椅子でした。

 

で、悪いところを削るんですが、これがまたくすぐったいのなんのって。

 

段々深いところを削るようになったら、麻酔をします、とお医者様。

 

あの感じが嫌なんですね…

 

で、ある時

「痛くないので麻酔無しでお願いします」

と、麻酔無しでの治療を。

 

お医者さんは嫌がってましたが渋々同意。

「痛くなったらすぐに知らせてください。麻酔しますから」と。

 

治療は進み、突然手を止めるお医者さん。

「痛くないんですか?」

 

痛くないんです。

 

歯の治療中に寝れるんじゃないかと思うくらい痛さを感じません。

 

今回の抜歯…

麻酔無しでお願いしようかなぁと呟いたら

「それだけは辞めなさい」と旦那さま。

 

『歯神経の無い女』と呼ばれています。

 

続く。