ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

雌鶏界の女王です

雌鶏界の女王になれたかもしれないソプラノ歌手・川上真澄です。

 

3年前に書いた記事です。お友だちに爆笑されたものだったので、前のブログから持ってきました。

朝っぱらからする話でもないのですが、どうぞお付き合いください。

 

 

 


春休み中のことです。
一家揃っての食事中に娘(当時小学新四年生)が、

 

「月経って何?」

 

えっ、いきなり何ですか!!

 


どうやら3、4年生で使う保健体育の教科書を、まだ教わってないところを読んで興味を持ったらしいのです。


食事中にする話でもないし、お兄ちゃんもいるし、そのうち話してあげると言ってその場は終わりました。

 


近所に同じ学年の女の子がいるのですが、どうやらそのお宅でも


「月経って何?」


って言い出したそうです。やっぱり教科書を読んだそうですよ。


で、
「ママ、10回位あった?」って。


10回どころではないですよ。
単純計算して300回以上はありましたよ。


しかも
「女の人は血が出るけど、男の人は違うのが出るんでしょ?私、男の人が良かったなぁ。血が出るなんて嫌だなぁ」って。


ん~、なんかモヤモヤするなぁ。

 

 


で、それからしばらくして


「被災地に送られた生理用品を贅沢品だと処分した人がいた」(今回の震災の話ではないです)


という記事をfacebookで見まして、卒倒しそうになりました。

 


どういうこと?
何で生理用品が贅沢品なの?

 

ここで、さっきのモヤモヤがまた。


これさ、学校で教える時に男性のと女性のを同じものとして教えるじゃないですか。さっきの「男の人が良かった」発言じゃないけど、教科書読んだくらいじゃ誤解もあるわよね。
しっかりした知識が身に付いてないのは、教え方が曖昧過ぎるのか、家庭で教える人がいないのか。


で、その記事を読み進めていくうちに分かったんですが、
大いなる誤解をしている輩は、

 

 


生理=排卵=発情=性欲

 


すなわち、
生理=性欲
と思っているらしいのよね。


だから、非常時には性欲くらいコントロールしろって思考になるらしい。


それ、被災地でレイプする輩に言いたいわ。

 


まあ、昔の女性からしたら、現代の生理用品は贅沢品みたいなものでしょうね。
経血は垂れ流しにせず、厠や川で排出してたそうですから(いつの時代だ⁈)これが出来ると身体が楽なんだそうですよ。(本当かなぁ?)

 


昔に限らず、経血コントロールが出来る方もいらっしゃると思いますが、お友達とそういう話をしたことはありませんし、母や祖母からも教わってこなかったです。


『流るるに身を任せ』でやってきたので、今更コントロールしようとも習慣付いてないのですね。


でもね(自然の状態で)生理がやって来るのをコントロールはできません。


排卵があって、しかる後に生理が来るんであって。でも排卵がなくても生理は来ることがあるんですけどね(これは不妊に繋がるから気を付けないとね)


その排卵だって、自然の状態ではコントロールできません。
薬でコントロールできるけど、排卵をコントロールしたからって生理が来なくなるわけじゃないから。

 


排卵ってさ
「今、卵出ました!」って感覚で分かるものじゃないし。(排卵痛がある方もいらっしゃるそうですが)


「これから卵出します!」って自分の意思で出来るものでもないし。
そんなこと出来たら不妊で悩む人は助かるよね。

 


そういえば、
これから排卵しますって時に出くわしたことがあります。


生理痛が酷くて婦人科に通ってた時に、私の卵巣だかを見てたお医者さんが「もうすぐ排卵だねぇ」って教えてくれました。超音波で見てたのか忘れましたけど。その時は、そんなことまで分かるのかとビックリ。

 


そして続けて

 


「でかいね!卵でかいね!」

 


しばらく卵のデカさに酔いしれていた感じで、なんか興奮してました。

 


そう、それは「あなたの卵に惚れました」って言われそうな勢いでしたわよ!!

もしかしたら学会に報告できるレベルだったのかも?


無駄に大きかっただけかしらね。


生まれを間違えたな…
雌鶏界の女王になれたかもしれないのに。
でも、酉年の旦那ちゃんと結婚できたから一応、路線は外してないのね。

 


ところで、
卵が性欲によって排出されるなんて間違った認識を持ってるのは、ほんの少しの人間と思いたいです。

 


だってね、だってね。

 


うちの婆ちゃん、

 

 

 

80歳を過ぎて生理来ました。

 


大爆笑したのは言うまでもありません。


「婆ちゃん、下血じゃなかったと?」
と聞いたら、

 

「病院に行ったらね、排卵のあったけん、生理の来たとって 」


「爺ちゃんとは、もうそがんこと無かとにねぇ 」
って、そこまで聞いてないから!!

(暴走する婆と孫の会話)

 


どうやら卵が残ってたらしいですよ。
子宮さんも驚いてスタンバイOKにしたんですね。
そんな伝説、アタシ作れないわ。
婆ちゃんは超えられないと思った出来事でした。

 


ところで
卵は毎回、新しいものが作り出されるって思ってません?

そもそもそれが間違い。


お母さんのお腹の中で、女性になると決まった時に卵子も作られるんですって。毎回、新しいものを作ってるわけじゃないんですって。ストックされてるんですって。そうよ、私にはLサイズがストックされてんのよ。

 

 


ということはね、

 


卵子=実年齢

 

 


だから遅くなり過ぎず、良き時に産みなさいって言われちゃうのよね。


齢80の卵を想像しちゃったわ。

 

 


さて、娘に説明してやらにゃあ…


《ランコちゃんとせいしろう君の子宮物語》
ってタイトルでいかがかしら。
キャスト募集中です。(嘘)

 


子宮では赤ちゃんを育てたくて、せっせと準備をしてお部屋を作るの。


そしてランコちゃんは、せいしろう君がやって来るのを待つのです。


ランコちゃんとせいしろう君が出会って赤ちゃんになるからね。


で、待てど暮らせど待ち人来らず。
イライラするランコちゃん。
だって、せいしろう君が来なかったら、お部屋は解体され、ランコちゃんは追い出されてしまうんですもの。


生理前にイライラするのは、ランコちゃんの性格が乗り移ってるんだと思うわ!


で、
とうとう来なかったので、お部屋は解体され、ランコちゃんも追い出されます。
これが生理。

 

 


こういう説明でどうかしら?大体合ってる?


突っ込んで聞いてきたらどうしよう。
突っ込んだ話なんて出来ないわ。


って、すでに下ネタチックになってる。

 

 


いやん、私、改名しようかしら。

 

 


シモネッタ・スキッチ


イタリア人みたい!
綴りは
Simonetta   Schicci


どう?

 



シモネッタ・スキッチ   34歳。

年齢詐称。


さて、こうやってね、
生理って身体の中のものが
解体されて剥がされるのよ?
これは痛いに決まってるよね?

 

 

せっかく作ったお部屋を壊すんだから、子宮の人たちも恨みがましくなるのよね。解体作業の手荒なことといったら!半端じゃない痛みですわよ。毎月毎月のたうちまわってますよ。

 


それに、解体作業が一瞬で終わるわけないよね。
なかなか終わらなくて、もしかして頑張ってすごい部屋作っちゃった?と聞きたい時もあるほど。塊がドボっと。


いやぁ、悪いねぇ。
頑張っていいお部屋作ったのにね。

 

 


のたうち回ってる私に旦那ちゃんが
「(生理を)止めてやろうか?」
って言いますが遠慮しときます。
止めるったって、ほんの10ヶ月程度だものねぇ。
それに、あと数年ガマンすれば、おさらば出来るのよ。婆ちゃんのように出遅れたのがいなければ。

 


お部屋の解体作業の延滞によっては4日や5日で終わらず、ダラダラ一週間続いたりします。
それで終わればいいですが、1ヶ月以上も出血が止まらず婦人科に通ったことがありました。12歳の時。
背も低くて見た目も幼かったので、婦人科にはかなり違和感のある患者でしたよ。基礎体温を毎日付けさせられました。面倒だったぁ。

 


経皮毒が気になって最近の10年間ほどは布ナプキン派だったんですが、出掛けることが増えて紙に戻しました。布の人はあまりいないようですね。

 


さて、
上記のようなアホな男にはなって欲しくないから息子(当時中学新二年生)にも教えないとと思って、ちゃんと知ってるか聞いてみたら

 


「知ってるよ。思春期男子ですから」
って答えが返ってきた。


なんたって、
シモネッタ・スキッチの息子だものね。


朝っぱらから下品でごめんなさい。