ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

どこで鈴を鳴らす?

先日の日曜日のミサでは、娘は侍者、息子は第一朗読、私は答唱…。家族で奉仕でした。

 

ミサに出掛ける前に娘が

「鈴を鳴らすところって、カッコイイところで鳴らすんだよね?」と、いきなり。

 

侍者はミサの中で神父様の側で助手的な役割をします。儀式ですから鈴を鳴らしたり色んな約束事があります。

そのために練習をして、子どもたちの中では一番難しくて大変な奉仕の一つでもあります。(侍者やりたくない!がキッカケで教会に行かなくなったという話も聞きますから、当番が回ってくるたびに親はヒヤヒヤしていたりします)

 

私には侍者の経験はありません。昔は男の子しか侍者は出来なかったのですよ…。女の人は祭壇には上がってはいけませんって言われてました。(お相撲の土俵みたいですね)

今では少子化もあるのか、気が付いたら女の子も侍者をやることになっていて驚きました。

もしかしたら子どもの多い国では侍者は男の子のみと決められているかもしれません。

 

そういうわけで、ミサの中のどこで鈴を鳴らすのか、すっかり忘れていた娘。

「カッコイイ!と思うところが来たら鳴らせばいいよね?」って、かなりアバウトな覚え方…。いや、ママに聞かれても分かりません。

お兄ちゃんに聞いてみたら「うん、かっこいいところで鳴らす。ある意味、間違ってない!」

いやいやいや!それじゃ答えになってないでしょ。

 

ミサが始まる前に他の方に聞いて確認してましたけどね、

 

やっぱりね…

 

チリ…チ…(あ!ここだ!)チリリリリリリン

と、何とも心許ない鳴らし方。

 

私の隣には娘と同級生の女の子がいたんですが「立ちあがらなきゃ!」「あ、タオル忘れてる!」と、侍者の動きを知っているだけに、私よりハラハラしながら娘を見ていました。

息子もしきりにジェスチャーで動きを伝えていたそうですが、神父様にちょっと不自由な思いをさせてしまったようです。