ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

アコーディオンと一緒に演奏します。

11月17日は、アコーディオンと一緒に演奏します。

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ハレルヤ堂さんが作ってくれた案内チラシ。

奏者の名前がフルネームでなくて、しかも「さん」付けという、なんとも微笑ましいチラシを作ってくださいました。

 

いつもはピアノやオケと一緒ですが、アコーディオンとは初めての試みです。やはり選曲に難儀しました。下手をすると、のど自慢大会を彷彿とさせるような昭和の匂いが漂ってしまいそうです。

アコーディオンの方にはピアノ用に書かれている楽譜で弾いて貰うわけですが、そうするとアコーディオンの良さが出なかったりするんです。それでは美味しくない。それでも、これはアコーディオンに合うんじゃないか?と思う曲はあるものです。

そうやって選曲しても違和感がある箇所もあります。軽やかさが欲しいのに重くなってしまって歌が入りづらくなったり。そういったところを直していい演奏に繋げていく作業は楽しいものです。

 

アコーディオンに合う曲というのは、クラリネットやオルガンが担当する曲。今回、選曲したムゼッタのワルツは、出だしは本来はクラリネットが旋律を担当している箇所です。この曲だったら合うだろうと感覚で選びましたが、なかなか素敵です。

来年四月にオペラ『ラ・ボエーム』を上演するので、ちょうどいいと言えばちょうどいいんですが私の役はミミです。ムゼッタのワルツは他の方が歌うんですけど、若い時にムゼッタのワルツは勉強してますから、また頑張ります。

 

逆に、アコーディオンでいつも弾いている曲で選曲したのもあります。シャンソンの『オーシャンゼリゼ

今回初めて人前で歌います。

 

さてさて、この企画、

近所の雑貨屋さんで開催するものです。ボジョレーヌーヴォーを片手に音楽を楽しもうという企画。アコーディオン奏者もご近所さんで、この界隈の音楽家と地域に根差したお店での活動。これこそ芸術活動の基本の形と思っています。

 

ワインの提供があるので整理券(1000円)が必要です。お近くの方、是非お出掛けくださいませ。

ヌーヴォーと一緒に素敵なひと時を。

お待ちしております。