聖人(コンサート・その6)
まあ色々喋りましたが、聖人のことは一般の方はよく分からないんじゃないかと、この話題も入れました。
聖人になる前に、段階を踏むことがあります。
チマッティ神父様は現在、尊者でいらっしゃいますが、認められれば次には福者、そしてようやく聖人です。
カトリック信者は洗礼の時に聖人から名前を頂きます。幼児洗礼の人は自分が分からないうちに名前を頂いてしまうので、10~13歳あたりで堅信を受け、新たに名前を頂くことが出来ます。
私も堅信で洗礼名とは別に名前を頂きました。
聖人は職業も守護しています。
私が堅信で頂いたセシリア(イタリア語読みでチェチリア)は音楽の守護聖人です。
洗礼や堅信で頂いた名前って、少なからずその人の生き方や性格に影響を与えていると感じます。
実際、セシリアを頂いてから音楽の道が開けたような感覚がありますし、他の方の洗礼名や堅信名を聞くと何となくなるほどね、と思ってしまいます。あくまでも感覚ですが『名は体を表す』に通ずるものがあるように感じるのです。
職業の守護聖人は、ホントにありとあらゆる職に付いています。お医者さんやジャーナリスト、コメディアンや娼婦(職業か?)それこそ何にでも。
今週はグズつくお天気になりそうですね。やっと梅雨入りでしょうか。
雨に関する聖人っているのか?と調べたら、ちゃんといました。聖スコラスティカです。
これは『雨乞い』のための聖人なのか『雨による災害から守ってください』とする聖人なのか、どちらか分かりませんが『雨』の聖人だそうで。
雨が降らなくても困りますし、かといって土砂降りによる災害もいけません。適度にお願いしますと祈っておけば大丈夫かな。