ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

前にも歌えない日々があったなぁ…

緊急事態宣言は解除されてカルチャーの仕事は通常に戻りました。こちらは相変わらずユルユルと。

稲城市民オペラの稽古場にしている公民館は完全開館ではなく未だ活動はできない状況…

f:id:sop-masumi:20200604141924j:image

おかげで庭仕事がはかどります。

(このバラはペッシュボンボン)

f:id:sop-masumi:20200604143632j:image

フランソワジュランビルで、庭のバラもそろそろ終わりかと思っていたら、ルージュピエールに蕾が上がってきていました。

f:id:sop-masumi:20200604145206j:image

これは一番花。

またチラホラ咲いてくれそうです。

 

さて、

今のこの状況、歌う場所がないというこの状況、10数年前にも経験しています。

 

それは

『出産・育児』

上の子の時は出産して丸一年、なーんにもしませんでした。

その状況をマズイと思ってくれたピアノ科の友人が「なんでも弾くから楽譜持って歌いにおいで!」と誘ってくれて、そこから復帰ができました。

 

それから3年後、二人目の時には出産して3ヶ月過ぎた頃に「いつまで休んでるつもりなの!!」と歌の先生にレッスンに来るよう言われ、あれよあれよと復帰を果たしました。

 

そして今。

その頃より今の方がつらいです。

演奏する機会を奪われたままなのですから。希望を感じません。

スポーツ選手ほどではありませんが、私たち歌い手にもリミットはあります。「声は消耗品」と私たちの間ではよく言いますし、コンサートやオペラをやるには体力を消耗します。いつまでも歌っていられるわけではない…

 

ところで。

私たちが目指している歌唱は「ベルカント唱法」と呼ばれます。イタリア語で直訳すると「美しい歌」という意味。ベルカントで歌うよう指導を受けてきました。

 

なんと、「ベルカント」という名前のバラがあるのです。切り花品種らしいです。苗は出回ってないみたい。庭にお迎えは…無理そうですね。

f:id:sop-masumi:20200604143420j:image

サハラ 98の葉の上に赤ちゃんカマキリがいました。こんなに小さくても戦闘態勢なのがいいです。