ソプラノ川上真澄のオペラな生活

ソプラノ歌手の日常を。

ソプラノ歌手・川上真澄です。

 

ラ・ボエーム』1幕で、ミミが鍵を失くしちゃった!というシーンがあるんですけどね、

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相手役ロドルフォのモッチーさんと。

 

あ、ボエームのあらすじを知らない方はどこかで読んできて頂けると話が分かるかも、です。

色々と端折ってブログ書いてます。親切じゃなくてゴメンね。

 

 

自然に考えれば、ミミが気を失った時に落としたんだろうな、といった感じなんですが…

 

で、

「鍵どこで落とす?」と旦那ちゃんに聞いたら

 

旦那ちゃんは演出家ね。

お家で疑問点を聞けるのはいいね。

 

 

「そういうミミでいきたい?」と。

 

「ロドルフォが一人になったところを狙ってやって来たんだよ」

 

そうか、そうか。

それなら、やっぱり鍵は自分で床に置かなきゃね!!

 

というわけで、わざとらしく床に置きました!!

こうなると楽しくなっちゃって。

 

鍵は?

なんて言いながら部屋の中までズイズイ入ってくるミミ。

いや、そこには行ってないから、そんなところに鍵は落ちてないでしょ!!

 

 

「扉の側にいると風でロウソクの火が消える」と言うロドルフォの言葉を聞いて

 

ミミは自分で火を吹き消しました!!

 

ロウソクは本物ではなく(舞台で本火は使えないのよ)下にスイッチがあって灯を付けたり消したり出来るよう細工がしてあるんです)

 

ロドルフォも自分で火を吹き消して、

暗闇に男女が二人。

 

そうなるとどうなるかってねぇ…

 

 

すぐさまベッドインしないのはミミの戦略かしらね。

 

あら、何の話かって?

オペラですよ。

 

オペラは敷居が高いとか思われてますけど、けっこう下世話な話があったりなかったり。

 

 

本番終わって、母に私の荷物を自宅まで(車で)運んで貰ったんですが、その荷物の中に私の車の鍵を入れっぱなしにしてて、私、帰れないじゃなーい!!というアホなことをしてしまいました。

旦那ちゃんがスペアを持ってたのでセーフでしたけど、ヒヤヒヤしたぁ。

鍵はちゃんと持ってなきゃね。